平成29(2017)年 9月30日(土)その2

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■9月30日(土)その2

【作業の概要】

  日本鉄道保存協会2017年度総会の見学会、いよいよSL大樹号に乗車!のはずでしたが…

 バスで再び鬼怒川温泉に戻ってきました。
 実は朝、東武鉄道博物館の花上名誉館長から発表があったのですが、この日運悪く大樹号のC11が故障してしまい、急遽DE10牽引の「DL大樹号」として運転されることになりました。
 う〜ん、残念…

 鬼怒川温泉駅前に設置された転車台にDE10が載り、転回のパフォーマンスを行います。
 ディーゼル機関車を方向転換?などと野暮なツッコミは無しで。むしろ普段脇役のDE10の晴れ舞台です。拍手を送ってあげましょう!

東武鉄道 DL大樹号

 14系客車3両に連結されて「DL大樹号」の発車準備が整いました。なるほど、”JRの車輌が通れる車輌限界の大きさ”は東武の強みかもしれません。
 SL列車の客車というと、12系の方がよく見る印象です。14系は普通列車への格下げもあまり行われなかった気がしますので、ちょっと格上の感じがしますね。

 車内は大賑わい、往年の客車急行を思い出す雰囲気です。なおこの車輌の簡易リクライニングシートは、ロック機構がなく、背中に力をかけていないと「ガタン!」とリクライニングが戻ってしまいます。
 故障ではなく、仕様です。乗ったときはびっくりしないでください(笑)

 ゆっくりと30分ほどかけて、下今市に到着しました。下今市に新設された機関庫は、駅の改札内から通路を通ってすぐ隣まで自由に行くことができます。さらに機関庫の壁がガラス張りで丸見えです!
 鬼怒川温泉の転車台といい、”SLの価値を最大限に引き出す”ための工夫が随所に見られます。

東武鉄道 下今市駅 機関庫 C11207

 機関庫に寂しくたたずむC11…秋の行楽シーズンも控えていますので、早く故障が直って復帰できるといいですね。今、技術伝承が途切れかけている蒸気機関車、そこに果敢に挑戦する東武鉄道をこれからも応援したいと思います。
 なお、当保存会のSさんは、ここで私たちと別れ、野岩鉄道、会津鉄道で途中一泊しながら会津若松へ向かわれました。当保存会ではSL世代が一番元気なようです(笑)



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