平成30(2018)年 6月2日(土)

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■6月2日(土)

【作業の概要】

 故・岸由一郎氏の追悼行事に出席するため、宮城県の「くりでんミュージアム」へ行ってきました。

あれから10年 岸由一郎が蒔いた種はいま 2018年 くりでんミュージアム

 宮城県栗原市にある「くりでんミュージアム」は、廃線となった「くりはら田園鉄道(旧栗原電鉄)」の旧若柳駅跡地に、車輌や駅舎などを保存している施設です。
 この日は「あれから10年 岸由一郎が蒔いた種はいま」と題し、加悦鐵道保存会の前身「加悦SL広場友の会」の創設メンバーで、鉄道博物館学芸員だった故・岸由一郎氏の追悼行事が行われ、当会からも吉田会長が出席・講演してきました。

 当会の吉田会長のほか、交通協力会の菅会長、元栗原市長の佐藤氏などが講演され、これに対し岸氏のお母様の稔子さんからもお言葉をいただきました。

くりでんミュージアム 保存車両

 くりでんミュージアムではくりはら田園鉄道・栗原電鉄の車輌が保存されており、その一部は動態保存として、運転体験や乗車会を行っています。
 講演会の後は、KD95形2両編成による、乗車会となりました。

 運転線路は片道900mもあり、途中の小さな踏切ではスタッフの方が看視を行っていました。

 この日は定例の運転日ではありませんでしたので、公園を訪れた親子連れもびっくりしていたようです。
 また写真では分かりづらいですが、腕木式の場内信号機があり、駅から出ていくときは水平(停止)、帰ってくるときは斜め(進行)になっていました。

くりでんミュージアム タブレット閉塞機

 茶色の制服は当時のもののようです。タブレット閉塞機は中が見えるようになっていました。運転取扱に関して、かなりしっかりやっている印象です。
 岸氏は2008年に起こった岩手・宮城内陸地震で、不幸にも亡くなりましたが、こうして蒔いた種が大きく育っているのを、天国から眺めて喜んでくれたらと思います。



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