■加悦SL広場は閉園しました
加悦SL広場は、2020年3月31日をもって閉園しました。
このページは、在りし日のSL広場の様子を伝えるために残したものです。
■加悦SL広場
加悦SL広場は平成8(1996)年、旧加悦駅構内「加悦SLの広場」に保存されていた車輌を、日本冶金専用鉄道大江山線の鉱山駅跡地に移転してオープンしました。
SL広場の管理・運営は加悦鉄道の後身であるカヤ興産(株)を経て、宮津海陸運輸(株)が行っていました。加悦鉄道で活躍した車輌をはじめ、国鉄から貸与された蒸気機関車や除雪車、南海電鉄から譲渡された電車など、計27両を保存・展示していました。
■施設の概要

広場入口には広い駐車場があり、ドライブの途中に気軽に立ち寄ることができました。
入口は旧加悦駅舎を模した建物でした。

園内には旧加悦駅から移設した転車台を中心に、国の重要文化財2号機関車をはじめ、たくさんの名車、珍車が所狭しと並んでいました。
■保存会の活動

加悦SL広場は当会の活動の中心地でもありました。広場の管理会社と協力しながら、広場の車輌・施設の保存活動を行っていました。

活動は、清掃・ペンキ塗りからエンジンの分解整備に至るまで大変幅広く、それぞれの会員が得意分野を生かして活躍していました。
長年にわたる活動の結果、片ボギーディーゼルカーキハ101、2サイクルディーゼルエンジンの入換機KD-4(カトー君)の動態化にも成功しました。

毎年5月のゴールデンウィークには「初夏の加悦鉄道まつり」、11月上旬には「周年祭」を開催、加悦鉄道再現列車として動態保存車輌を運転し、ご来場の皆様にご乗車いただいていました。
再現列車の運行は当会会員が行いました。会員は鉄道の制服に身を包み、雰囲気を盛り上げました。